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2004.01.03

Elliott Erwitt 『1/125』(ソシム出版)

モノクロの写真を多く撮っていると、当然のように他の人のモノクロ写真に心が惹かれる。大好きな森山大道や木村伊兵衛、アンリ・カルティエ・ブレッソンらは、皆モノクロが中心である(もちろん時代の制約もあるけれど)。エリオット・アーウィットはブレッソンやロバート・キャパらの作ったマグナム・フォトに参加した写真家である。アーウィットはジャンルを問わず、様々な写真を撮影していたが、特にモノクロスナップに多くの傑作を残している。この『1/125』はそのアーウィットの最新写真集である。

タイトルの『1/125』はアーウィットが最も好んだシャッタースピードからつけられたという。もちろんこの写真集のすべての写真が1/125で撮られたわけではないが(モノクロ写真専門雑誌「ナチュラルグロウ」での対談より)、このタイトルを付することで、彼自身の写真に対する考え方の幹の部分は確実に言い表されていると思う。息を飲むほどの極めて美しいモノクロ写真が並べられており、豊かな表現性に導かれた芸術的芳香に酔いしれるばかりである。

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今回、たまたまピンホールカメラと出会った事ではじめてモノクロフィルムを使いました。 もともとモノクロ写真を見るのは好きだったし、 何年も前、写真を趣味にしてなか... [続きを読む]

受信: 2004.01.07 16:45

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