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2004.01.07

ニュー・シネマ・パラダイス

2004年最初の映画鑑賞は「茄子 アンダルシアの夏」だった(ただしDVD)。そして2本目がこれ。ずいぶん有名な映画であるが、今まで観たことがない。「よし、観るぞ!」と張り切っていたのだが、とんねるずのスポーツ番組を見てしまった……。明日こそは。感想はそれから。(ここまで2003年1月3日記述)

やっと見終えた。なぜこんなにいい映画を今まで観ていなかったのかと、大いに後悔した。冗長な部分もあり、必ずしも全編にわたって緊張感を保って見続けたわけではないのだが、鋭く琴線に触れるシーンが続出し、忘れられない一本になりそうである。

舞台はシチリアの小さな村。第2次大戦の傷跡も癒えない小さな村の唯一の娯楽施設は、映画館パラダイス座であった。トト少年は映写技師のアルフレードとの交流を通じ、次第にその世界にのめり込んでいくことになる。トトを魅了する映画の世界、愛すべき映画館の常連たち、そして初恋の人エレナ。何もかもがトトにとってかけがえのないものである。しかし、トトが兵役に取られるところから、事態は少しずつ悪い状況に押し流されていくことになる。村を離れることになったトトの将来と、村に残された人々との関係はどうなっていくのか。

DVDは完全オリジナル版と銘打たれたもので、劇場公開バージョンでは削除されていた未公開シーンが約50分ほど追加されている。この部分が「ニューシネマパラダイス」に必要であるかどうかは微妙である。ない方が映画としてのまとまりはよい。付け加えると謎めいた部分がすべて解決し、新たな感動的エピソードを手に入れることになる。両者の評価は鑑賞者の好みに強く依存すると思われる。

ノスタルジックな音楽も映画の雰囲気にマッチしてたいへん素敵である。新しい年のスタートにとてもよい映画に巡り会えて、幸せな時間を過ごすことができた。

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