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2004.02.13

柴崎友香「きょうのできごとのつづきのできごと」

行定勲を特集した「文藝」2004年春号については、以前このブログに書いたことがある。

1/365*morio0101: 行定勲を特集する「文藝」

そして来月公開の「きょうのできごと」の続編がこの雑誌に掲載されている。

物語は、主人公の真紀とけいとという若い二人の女性の、コンビニへの買い物の道すがら交わされた何気ない会話だけで作られている。誰もが普段誰かと交わしているようなどこにでもある会話である。おそらくこれまでの小説では取り上げないようなささやかなこと。わざわざ小説にするほどのことかという考え方もあるだろう。しかし、それが新鮮である。すぐそこにあるものは紛れもなく我々の生活や世界の真実の一面であるから、それがこうして提示されていることに驚きを覚える。私は二人の女性の醸し出す空間の雰囲気や空気感を喜び愛する。とても心地よい。

なお映画の原作となった本編「きょうのできごと」は3月4日に文庫化(河出文庫)される。もちろん読む。

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コメント

なんだか、凄く読みたくなりました。
来月文庫化されるんですか、買ってみよう。
行定勲監督は誕生日が一緒なので、気になる存在なのです。
(年は僕の方が年下なんだけど)

あ、こちらからもリンクしました。
よろしくです。

投稿: きまた | 2004.02.13 20:45

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