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2004.02.22

写真を変えた宿命のフォト・マスター

「STUDIO VOICE」の2004年1月号を買ってきた。デザインとかメディアとかアートとか、そういうちょっと格好いい方面を取り上げる雑誌である。取り上げている内容がどれくらい格好いいのかは、私には判断しかねるけれど。

さてこの号の特集は写真である。題して「I LOVE PHOTOGRAPHY 写真を変えた宿命のフォト・マスター69」。写真史の中で新しい地平を切り開いたと考えられる写真家を選び、それぞれの存在意義を考えている。取り上げられている写真家は、森山大道、ロバート・フランク、ダイアン・アーバス、ジャスティン・カーランド、ウィリアム・エグルストン、スティーヴン・ショア、ジャック・ピアソン、ウォルフガング・ティルマンス、シンディ・シャーマン、荒木経惟、ライアン・マッギンレーらである。二人の日本人写真家以外では数人の名を知っているだけである。

驚くべきは、どの写真家も自分の写真や撮影行為に対して、極めて深い自意識、自覚をもって対象化しているということである。それはプロフェッショナルとして当然かもしれないが、やはり覚悟が違うと思った。感性やセンス、技術ももちろん必要だが、「なぜ自分は写真を撮るのか」「自分の写真はどういう存在か」「どこが人と違うのか」ということを、どこまでも重く深く考え抜いていると感じさせられる。写真専門誌でないこの雑誌がどれほどの正当性を持っているのか、にわかには判じがたいものの、個々の写真を見ているだけではなかなか気が付かないことを、いろいろと教えてもらったような気がする。

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コメント

suguluさん、mi4koさん、雪がすごいようですが、大丈夫でしょうか。私も覚悟なんてありませ〜ん。
ぽた郎さん、昔、マック(パソコンね)の特集をしたやつは買いました。LCやClassicなんかが出た頃です。ふっる〜(笑)。

投稿: morio0101 | 2004.02.24 02:48

写真誌じゃないからこその記事になったのかもしれませんね。まだ読んでないですけれど(雪で家から出られない! イエーイ!! おさぼり中)
STUDIO VOICEってインタビュー誌? それはCUTか。なんだろう???

投稿: mi4ko | 2004.02.23 09:32

STUDIO VOICE,なつかしー。十ウン年前,学生時代だったころは毎号のように買ってました。いったい何雑誌だったんでしょ? いまでもナゾな雑誌です。(笑)

投稿: ぽた郎 | 2004.02.22 22:37

覚悟が違う・・・・
この一言が、僕みたいな素人との大きな違いなのでしょうね。
なんの覚悟もないまま、ダラダラとシャッターボタンを押している。

投稿: sugulu | 2004.02.22 21:02

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