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2004.04.02

佐内正史『生きている』(青幻社)

sanai.jpgエイプリルフールだった4月1日は映画の日でもあった。心斎橋パラダイス・シネマで「きょうのできごと」を観た。その後、心斎橋から難波までGR1vを携えながら散策する。週末でもないのにけっこうな人出であった。はり重のビーフカレーを食べる。ビックカメラを冷やかし(カラーネガフィルム購入)、ジュンク堂難波店へ向かう。

佐内正史のデビュー作『生きている』が「待望の復刊」というシールを貼られて並んでいた。ちょうど「アサヒカメラ」で連載している飯沢耕太郎「写真作家主義」が佐内を取り上げていて、ずいぶん高い評価をしていた。透明ラップがかけられて中が見えないけれど、記事を信じて買ってきた。

およそドラマが好きな人には受けないであろう写真が並んでいる。確かに一枚だけ見て絶賛の嵐が巻き起こるということはないと思われる。しかし、それが淡々と積み重ねられると、「これが俺の見ている現実だという確信犯的な強さ」(前記の飯沢の連載より引用)がぐっとこちらに迫ってくる。ほぼすべてが無人の写真の集積は強い緊張感を漂わせている。私の感想は「困ったな」である。ちょっと説明しにくい。これについてはまた機会を改めることにする。

同時に買ってきた文庫本。赤坂真理『ヴァイブレータ』(講談社文庫)、小林紀晴『アジアン・ジャパニーズ』(新潮文庫)。「積ん読」状態がますます加速する……。一番下にあるのが『生きている』。すまん、佐内。

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コメント

zinさん、こんにちは。

あの世界観を気に入る方は、とことん佐内にはまるでしょうね。私はまだデビュー作の「生きている」しか持っておりませんが、最新の「鉄火」やら、木村伊兵衛賞を取った「MAP」など、これから少しずつ見ていこうと思っています。また感想などお聞かせ下さい。

投稿: morio0101 | 2004.04.06 19:16

こんばんは。私は最近佐内正史の鉄火を手に入れました。
車の中から、ずっと写真撮ってる写真集からかなり気に入っていてます。最近は丁寧に撮ることもし始めたけど、淡々とした世界が浮かび上がって凄い好きです。”生きている”興味あります。今度見てみる事にします!

投稿: zin | 2004.04.05 19:46

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