鉄人28号
私のヒーローは、まずウルトラ兄弟。初代ウルトラマン・ウルトラセブン・帰ってきたウルトラマン。それ以降はエースの途中で見なくなった。仮面ライダーは1号と2号で、やはりV3は途中で見なくなった。それから巨大ロボットのマジンガーZとグレートマジンガー。ジャイアントロボにマグマ大使、ミラーマン、ガッチャマン。もちろんゴジラも忘れてはいけない。宇宙戦艦ヤマトにも夢中だった。
何の疑いもなく正義を信じていた頃の話である。
鉄腕アトムと鉄人28号は少し早すぎた。知っているようで実はよく知らない。原作漫画を読んだ記憶もない。アトムは好きではないからひとまずおくとして、鉄人は知らないといいながら主題歌は歌えるし、操縦者の正太郎の名前もよく覚えている。でも人物設定はほとんどわからない。きっと再放送をぼんやり見ていたのだと思う。
そしてなぜか近頃熱中しているのがプレイステーション2用の鉄人28号のゲームである。その名も「鉄人28号」(そのまま!)。かつてこのゲームを開発したサンドロット製のロボットゲーム「リモートコントロール・ダンディ」のマニアックさにすっかり心酔し夢中になっていたことがある。「鉄でできた重厚なロボットを操縦する(鉄人28号へのオマージュが満載)」という点にかけては、このメーカーの右に出るものはなく、その情熱と志の高さは比類なきものである(大袈裟)。たとえばロボットを歩かせるのに右・左・右・左と交互にボタンを押す、パンチはロボットの腰をひねって出す、操縦するロボットが見えにくくなったら操縦者自身を移動させる、操縦者がビルやロボットの下敷きになるとゲーム中断、ビルを壊すと修理費を払わされるなど、実に馬鹿馬鹿しくも納得させられるような造りであった。そのサンドロッドがついに操縦ロボットの原典を出したのである。おもしろくないはずがない。
そういうわけで、今日も今日とて正太郎少年となり、「行け、鉄人、メガトンパンチだ!」「アイアンストレート!!」などとやっているのであった。本棚には「タイムスリップグリコ 鉄人28号編」のフィギュアがどっさり(笑)。
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