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2004.07.16

渡部さとる『旅するカメラ2』(えい文庫)

えい出版の「えい」は木偏に世と書く。これだけインターネットやパソコンが一般化したご時世に、機械で表示できない文字を会社名にしているのはどうなんだろう。昔ながらの老舗ならともかく、新興なら何らかの方策をとる方がよいと思うのだが。第一これでは検索してもひっかからないよ。

とはいえ、えい出版の出す文庫本には好きなものが多く、気がついたら何とはなしに買い込んでいる。渡部さとるの前著『旅するカメラ』も読んだ。もともとは渡部のサイト「studio monochrome on the web」のコラムコーナーを活字化したもので、この2も基本的には同じ作り方をしている。2にはカラーの作品も多数収められ、写真集的色合いも強くなった。カメラや写真が好きだからカメラマンになるという、いい意味での単純素朴なアマチュアっぽさが感じられた。最大の問題は読んでいるうちに彼の使うカメラ(ライカやハッセルブラッド)が猛烈にほしくなってしまうことであろうか。

追記:いくつかの誤植や、記述に誤りのあるのが惜しい。35頁の冒頭、数行脱落して意味不明。「御巣鷹山」の項で、墜落した日航機は「大阪発羽田行」ではなく、その逆。二度も同じ間違いをしているので、そう思い込んでいるのだろうが、当時、渡部が新聞社(日刊スポーツ)のカメラマンであったことを思うと、お粗末すぎて笑えない間違いである。

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コメント

>m4
帯というと、「写真、撮ろうよ!」ですか(笑)。

それはさておき、広く写真好きという括りの中で、同じ目線の高さから書かれた文章という感じがして好感が持てました。病気で目を悪くされたそうですが、これからも活躍をしてもらいたいですね。「俺って、天才!」、いいなぁ、これ。

投稿: morio | 2004.07.20 01:53

偶然にも買っておりました。帯のコピーが嫌なんだけれど(ははは)苦労話にも興味はないのだけれど、カメラが好きなんだもの、しょうがない、と書かれると「うんうん」と頷いてしまうのですもん。(いや、そんなに直接的な記述は無いと思うけれど)
冒頭の「俺って天才!」だけでも買う価値ありかも。家で紙焼きしないけれど、似たような事(現像したてのネガでやっほー、インデックスでおひゃー、液晶で確認してうっとり、画面で見てガックリ)あるもんなぁぁぁぁ、ああ。

投稿: mi4ko | 2004.07.19 00:37

>kudar!さん
こちらではよく見かけるので、きっとあると思いますよ。1、2ともに御覧になってみて下さい。

投稿: morio | 2004.07.18 00:42

ああ、やっとレスできるジャンルだ−。
読んでみよう。本屋にあるかな?

投稿: Kudar! | 2004.07.17 10:36

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