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2004.09.07

写真集を眺めて過ごす

女性写真家上から。

澤田知子『ID400』
蜷川実花『Pink Rose Suite』
長島有里枝『Pastime Paradise』
川内倫子『うたたね』
野口里佳『鳥を見る』

いずれ劣らぬ個性を持つ女性写真家の代表作である。野口以外の4冊は木村伊兵衛写真賞受賞作であるが、だからといって『鳥を見る』だけが質的に劣るとは到底思えない。目を悦ばせてくれるこれらの写真集をためつすがめつ手に取っていると、実に多様な視点と表現があるという当たり前のことを思い知らされる。何より奇を衒ったようなところのないのがいいと思う。見たものを撮る、写真にしたいものを撮る。誰にでもできそうでできない、彼女たちの「秘術」を思う。

#川内倫子の日記サイトを発見。それから澤田知子も自分のサイトを開設していた。

ちょっと前のmurmurで「珍しいものではないけれど、探していた本が見つかって嬉しい」と書いたのは、この野口の写真集のことであった。なぜかあちこちの書店で品切れになっていたのだ。強い風の唸る音を聞きながら、気に入った写真家の作品を並べて鑑賞する。おいしい珈琲か紅茶があればもっとよかったのだが、あいにくそれはかなわなかったのでパックの牛乳を飲んだ。村上春樹の『アフターダーク』も読み始める。

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コメント

>atcyさん
不勉強で知りませんでした。それほどの人の写真なら、ぜひ見たいと思います。さっそく例の図書館へ馳せ参じます。

投稿: morio | 2004.09.14 00:35

野村恵子の「DEEP SOUTH」はないの?
全部見てる訳ぢゃないけど、ここ10年であれを越えた女性写真家は見てない気がします。

投稿: atcy | 2004.09.13 23:59

>runnerさん
写真集は店頭で中を確認することができないので、参考図書やウェブで情報収集をしなくちゃいけませんね。お気に入りのよい写真集に出会えることをお祈りします。

>suguluさん
学生時代から続けていた『ID400』は、澤田知子にとって今のコスプレ写真を撮るためにどうしても通過しておかなければならないマイルストーンだったようです。

気に入った写真集を手元に置いて、ぼんやりとその世界に浸るというのは、小確幸(小さくて確実な幸せ by 村上春樹)な一時ですよね。小確幸の積み重ねが私たちの生活を豊かにしてくれると思っています。1496巻かどこかで、皆の好きな写真集を聞くエントリーでも作ったらいいかもしれませんね。

投稿: morio | 2004.09.09 20:45

澤田知子の『ID400』
僕も手に入れました。
木村伊兵衛写真賞の写真とても好きなのです。こんな表現の世界も良いよな・・・と、受賞にはとても納得がいくものだったのですが、『ID400』はちょっとがっかりでした。努力はとても感じるのですが・・・・
僕も少しづつ写真集を購入しているのですが、先日、富山治夫の「現代語感」を購入しました。この中の何点かに目が釘付けになりました。こんな写真を撮れたらな・・・

野口里佳『鳥を見る』
書店で探してみよう・・・・とても気になってきました。

投稿: sugulu | 2004.09.07 21:19

最近、写真集に興味が出て来て、現在どの写真集を買うか、
まずガイド本で検討開始中。

投稿: runner | 2004.09.07 20:44

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