初もんじゃ



とても暑い日曜日の昼下がり。昨夜見た「スター・ウォーズ」の余韻さめやらぬまま、小田急線に揺られて新宿に出た。今日最初の目的地は、新宿西口にある三井ビル1階の「エプサイト」である。ここで22日から森山大道の新作写真展「Buenos Aires」が開かれているのであった。昨年秋の写真表現大学での森山のレクチャーで、ブエノスアイレスとハワイの撮影をしているという話を聞き、とても楽しみにしていたものである。
圧倒的な迫力で迫るブエノスアイレスの写真群は、すべてエプソンの最新型インクジェットプリンタで出力されているという。作品の背後の壁面にも、淡い色合いで森山の写真が刷られており、空間全体が森山ワールドに染め上げられている。森山には珍しいカラー写真もあり、たいへん見応えがあった。また2度の訪問をビデオに収めたものも放映されており、時間を忘れて惹き込まれてしまった。
充たされた気持ちで、次は門前仲町を目指す。4月に上京する以前から、生粋の江戸っ子であるしきはんさんに、食べたことのない「もんじゃ」に連れて行ってほしいとリクエストしていたのである。それがついに実現した(嬉)。集まったのはしきはんさん、naomiさん、rinさん、aidaさん、いしぐろさん、そして私。
面々は下町情緒溢れる界隈を練り歩きながら、深川不動尊と富岡八幡宮で思い思いにカメラを振り回した。私は新しいタマピン(「科学のタマゴ」ピンホールカメラ)で楽しく撮影をした。マニュアル一眼レフに興味津々のしきはんさんには、FM3Aを使ってもらった(いかがでしたか?)。rinさんはここに来る前にカメラが増えてしまったと、嬉しそうだった(笑)。
仕事が終わったweblog244さんも合流して、いよいよメインイベントのもんじゃである。「ひさご」という店に連れて行ってもらう。なんだかとてもよい雰囲気である。窓の外には猫も歩く:-) 粉物文化と縁の深い関西人にとっても、もんじゃはあまり馴染みのない食べ物である。人によっては食感とか見た目に抵抗を感じる人もいるという。はてさて。
心配は杞憂に終わった。さすがに本物を知る人に本物を作ってもらったら、不満などあろうはずがない。とてもおいしくて、初めて握る小さなコテでパクパクと食べてしまった。結局もんじゃ3種(1枚は見よう見まねで作るのにも挑戦した)、納豆の入っているお好み焼きみたいなの、たこ焼き、さらには鉄板で焼くじゃがバター、そして締めにあんこ巻き。どれもあっという間に平らげた(そういえば、焼きそばも分けてもらった)。いやぁ、気に入りました、もんじゃ。合間合間のトークも意外性(!?)のある内容が盛り沢山で、そちらでも大いに楽しめた。
どうやらもんじゃは東京といっても東の方の食べ物らしいから、私が住む町田の方ではあまり見かけないらしい。なんだか針穴したくなるような場所でもあったから、散歩がてらまた行ってみたいと思った。最後に。関西人は御飯とお好み焼き、御飯と焼きそば、御飯とラーメン、どれも普通に組み合わせて食べるのです。:-) 参加者の皆様、どうもありがとうございました。
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