« それはまた別のお話 ローライフレックス編 | トップページ | 森山・石内・エルスケン »

2005.07.23

有栖川有栖『マレー鉄道の謎』

西村京太郎と並ぶ当代人気ミステリー作家の著作を、これまで何も読んだことがなかった。それが今になって手に取ったのは、名前が「アリス」だったからということではもちろんない。新幹線に乗り込む前、飛び込んだ駅構内の新刊書専門店でふと目についたのである。くたびれ果てた頭には小難しいものは入りそうもなかったし、帯の「日本推理作家協会賞に輝く大傑作!」というコピーにもちょっとだけ惹かれた。そして「まぁ騙されてやるか」ということで手にしたのであった。

【筋が命のミステリーゆえ内容は割愛】

が、東南アジアを舞台にする連続殺人事件の結末と謎解きまで読んでも、私にはなぜこの殺人事件が起こったのか、さっぱりわからないのである。500 頁を超える長編である。必要なことは十分描いているはずである。でも肝心の部分がよくわからないのだ。殺人のトリックが大味だとか、推理が強引だとか、そういうことも確かに感じた。自分の脳みその衰えを一人静かに自覚するしかなさそうである。もう一度読み返せばわかるかもしれないけれど、そんな時間があったら別の本が読みたいし。結局、釈然としない気分を残したまま本を閉じるしかないのか。

【わからない部分を具体的に書き出すことは、興醒ましで野暮なことになる可能性があるので、これもまた控えることにしたい】

それにしても、なぜ有栖川有栖の作品が人気があるのか、これ一作を読んだだけではこれまたよくわからない。虚構の小説の中に、自分と同じ名前の作中人物を配することは「アリ」かもしれないが、自己顕示欲が強すぎて鼻白む思いがしたし、そもそもその名前にしなければならない必然性も感じられなかった。何でこの名前なのだろう。誰か教えて下さい。m(. .)m (講談社文庫、2005年5月)

|

« それはまた別のお話 ローライフレックス編 | トップページ | 森山・石内・エルスケン »

コメント

>Muさん
疲れてますね。赤ペンからの逃避ではないのですか(笑)。上の文章、マック原理主義者(含む私)は笑い飛ばして終わりですよ、きっと。(^^)v

投稿: morio | 2005.07.26 21:17

morio さん、こまった。コメント投稿が止まらない〜

 その洗練さにおいて、Winマシンに並び立つ、MacG5

 こんな嫌みを書くと、世界のコア・アップル連から刺客を放たれるね。

投稿: Mu→morio | 2005.07.26 18:07

>Muさん
並びそうにないものを並べて、人を煙に巻くというのも楽しいかもしれません。G5がいくら電気を食うといっても、職場に置いてあるなら、懐はちっとも痛まないじゃありませんか。それとも天引き?(ありえない)。

投稿: morio | 2005.07.26 16:31

morioさん、稀ですが連続コメント。

「鴎外、漱石と並ぶ当代人気ミステリー作家、有栖川某」
とは、目点になりましたぁ。このレトリックよろしいなぁ。
これから、作家の殺し文句には、これを使ってみます。
(と、こう言うても、信じる学生が多い昨今なので、ほんまに、げんなりしますでぇ)

MacG5は、床にころがっちょります。なんとなく電気代がかかりそうなので、それにかさ高くて重いので~。

投稿: Mu | 2005.07.26 06:13

>Muさん
森鴎外と並べるよりはマシということにしておいて下さい。だいたいが読んでいないのですから(笑)。次、忘れなければ持っていきます。ああ、そうだ、御飯を御馳走になるんだった。必ず行きます。おみやげはG5でよろしく。有栖川でG5がもらえるなら、10冊でも20冊でも (^^)v

投稿: morio | 2005.07.26 00:53

morioさん、その有栖川さんの小説、捨てないで今度おあいしたとき、ゆずってくださいな。

西村京太郎さんと有栖川さんを並記するなんて、ものすごい衝撃でした。
西村京太郎さんは、内田康夫さんと並べるのがよいでしょうね。
……、morio0101とMuBlogを、並べるほどのショック!

ミステリ好きのMuも、有栖川さんは未読です。「有栖」という名前が引っかかって、です。だから、そのマレーのなんちゃらも、購入する気分じゃないけど、眼前にあれば結末だけ読むかも知れません。
Muは図書にどん欲だから、意外にはまるかもしれない予感。

~と、勝手に自問自答おゆるしください。
早く、よみたいなぁ(笑)

投稿: mu | 2005.07.25 06:13

>Wind Calmさん
人気の謎がミステリーになったりして :-P

>ふりぷれさん
あまりにもストレートすぎるから、まさかそれはないだろうと思っていたのですが。どうせなら谷村新司のファンだからアリスにしたという方がおもしろいのに(違うか)。それはさておき、コードを手にした人の次なる道、フレックスが待ってますよ、旦那(笑)。

投稿: morio | 2005.07.24 14:55

最近の作品はあまり読んでませんが、初期の頃は結構読んでました。名前は確か地名と「不思議の国のアリス」だったような?(確証無し)
「自分と同じ名前の作中人物」はミステリのお約束ということで^^;
久々に読んでみようかな。

投稿: freeplay | 2005.07.24 01:20

 有栖川有栖、わたしもまったく同じように1冊だけ読んで、以後読んでいません。どうして人気があるんだろう?

投稿: Wind Calm | 2005.07.24 00:00

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11234/5119689

この記事へのトラックバック一覧です: 有栖川有栖『マレー鉄道の謎』:

« それはまた別のお話 ローライフレックス編 | トップページ | 森山・石内・エルスケン »