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2005.11.25

ハサミ男

ハサミ男・麻生少女の喉にハサミを突き立てるという手口の連続殺人事件が起きる。犯人は父親の自死によって精神のバランスを欠くことになった若い娘(麻生久美子)と謎のパートナー(豊川悦司)の二人。マスコミは犯人に「ハサミ男」の名を与え、社会問題となる。ところが、同じ手口をまねた別の殺人事件が発生した。ただし「別人」の犯行であることを知るのは「真犯人」である彼ら二人だけ。真犯人による犯人捜しが始まった……。

殊能将之の小説「ハサミ男」(講談社)を原作とするミステリーである。血生臭い場面も多く、そういうものが苦手な私ではあるが、麻生久美子の出演作とあっては見ないわけにはいかない。「贅沢な骨」(行定勲監督)や「魔界転生」(平山秀幸監督)などで見せた麻生の陰鬱な凄みがよく発揮されていたと思う(自殺を試みるシーンの痛々しさ!)。さて物語は真犯人こそ明らかにされているものの、それ以外の多くの謎は手つかずのまま解明されるのを待っている。いや、真犯人の実体も謎のひとつであった。ただそれらの謎が次々に明かされても、予測可能な答えばかりで驚きがないのがどうにも。ミステリーとしての肝心な部分の底の浅さが惜しまれる。合間合間に入る警察側の描写が妙にコミカルなのも違和感を覚えた。

主演の二人の力に見合った脚本と演出がほしかった。麻生演ずる知夏に電気ポッドで殴り殺される若い男の顔が幸せそうに見えたのは気のせいか。主人公達の歪んだ精神を浄化するかのごとく喉に屹立する十字のハサミは印象深かった。池田敏春監督作品、他のはどうなのだろう。

「ハサミ男」公式サイト http://www.media-b.co.jp/hasami/top.html

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コメント

気がつきましたか :-P

投稿: morio | 2005.12.06 02:01

どーしてもETにしたいんですね。
オチを。

投稿: しきはん | 2005.12.05 18:25

>し
ETなら首が伸び縮みするから、背の調節は思いのまま。普段は高くしておいて、話をしたいときは縮めてもらう。指は細くて長いし、手もでかいし、完璧ですね。

ちなみにうちにはETの「ツボ押し用マッサージ孫の手」があります。USJのお土産(笑)。役に立ちます。

投稿: morio | 2005.12.03 03:46

汚しついでにもう一言(すみません!)

ETかよっ!

あの、声もいいです。
低くてかすれがかっているのにちょっと高い。
(って、何言ってるんだろう、私)

背が高いのもいいです。
自分がちびなんで、無条件にでかい人に惚れます。

しかし、なんで付き合う人はちびっ子が多いんだろうなぁ。
うーん。

投稿: | 2005.12.02 12:27

>し
汚れっぱなしですからお気になさらず。

語りましたね(笑)。「細くて長い指&でかい手」ということなら、理想のタイプはETですか!! つきあっても会うのが大変ですね。

トヨエツ、関西なんですか。じゃ、なんであんな不自然な言葉遣いだったのだろう。

投稿: morio | 2005.12.01 21:29

すみません、あのタイプがめちゃくちゃ好きです。
冷たそうな感じと、それが崩れる時のギャップ。
細くて長い指。でかい手。
あぁ、くらくら。
トヨエツ、らぶ。
でも確かあの人、関西出身ですよね〜。
最近ちょっと太ったけど、ちょっとおっさんぽくなってきたけど
やっぱり、トヨエツ、らぶ。
すみません、掲示板汚して。

投稿: | 2005.11.30 17:08

>し
あのタイプがお好みでしたか。トヨエツというと、「Love Letter」での変な関西弁を思い出してしまいます。:-P

投稿: morio | 2005.11.29 23:06

すみません、一言だけ。
トヨエツ、かっこいいぃ。

投稿: しきはん | 2005.11.28 18:49

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