いい椅子がほしい

実は椅子の前に作業用の机にも難儀していたのだが、一人暮らしの小さな部屋に大きな机とテーブルを並べることなど不可能なので、両方に使える無印良品の テーブルを手に入れた。これは広さも十分で、安っぽい感じもなく気に入っている。そして次はいよいよ椅子である。
ネットや雑誌でいろいろと物色していると、Herman MillerのAeron ChairやMirra Chair、SteelcaseのThinkやLet's Bあたりがよいなと思わされる。背もたれ高さ調節・座面高さ調節・座奥調節・肘掛け上下調節は体に合わせるために必須である。人に見せるものではないが、デザインもそれなりに美しいものであってほしい。そんなことをつらつら考えていると、必然的に候補は絞り込まれ、同時に値段もそれなりのものになっていくのであった。UCHIDAの椅子なども機能的にはよさそうだが、いかにもビジネス然とした造りが気持ちを萎えさせる。
自転車のサドルと同じく人がいいという意見はあまり参考にはならない。自分自身に合うかどうかは賭けのようなところがあって、しかもそれは長時間試してみて初めてわかるというものである。店頭で試しに座ることは決して無駄ではないだろうが、五分や十分くらいの時間ではどの椅子も「いい気持ちだなぁ」程度のことしかわからないはずである。十時間くらい連続で座らせてもらえるとありがたいが、そんな奇特なサービスをしてくれるメーカーや店舗などあるはずもなし……。
結局は財布と相談しながら「えい!やっ!!」と決めるほかない。アーロンチェア、どうして十五万もするの……。「座る」ことにかけて一家言お持ちの方々、どうか椅子へのこだわりをお聞かせ下さい。ああ、今も背中が痛いよ。
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