2006.02.16

でっかいどう北海道 その2

承前

■3日目
この日はきまたさんが相手をしてくれる。当初は最終日に残しておこうと思っていた典型的観光地を、地元民の案内で回ってもらうことにした。待ち合わせは時計台である(笑)。月曜日は休館日だったので中には入れず、記念写真用のお立ち台で親子ツーショットを撮ってもらった。そこから大通公園に出る。前日で終了した雪まつりの大雪像の破壊作業を見学する。実はきまたさんと会う前に、娘と二人で見て回っておくつもりだったのだが、あれやこれやで(寝坊……)見られなかったのである。すでにユンボが雪像の上に立っており、原形を留めないほど崩している。娘には激しく非難された……。むむ、許せ。

次は旧北海道庁である。正面には職員が作った記念撮影用のラブリーな雪像がある。そこで写真を撮るべく順番を待っていたのだが、一つ前の親子連れがまわりの迷惑顧みずという身勝手軍団で、すっかり気分が萎えた。ダラダラと撮影するビデオに向けて嫌みを言ってみたが、きまたさんには「まだまだ手緩い」と教育的指導を受けた。気を取り直し、内部も見学する。

雪か雨か微妙なところ、傘も差さずに札幌駅横のJRタワーを目指す。数年前に開業した新しいランドマークである。全国的に有名なさっぽろテレビ塔より高いところから、真っ白な大地を眺めやる。白い雪で縁取られた街は彫りが深く見えた。ここで昼食。隣接する商業ビルエスタにある「さっぽろラーメン共和国」に向かう。エレベーターを待っていると、鳩山由紀夫の一行と遭遇する。「まさか同じところには行くまい」などと思っていたら、同じフロアの別のラーメン店で行列に加わっていた(写真は撮らず、サインももらわず)。我々は白樺食堂で味噌ラーメンを食べた。おいしゅうございました。

食後は北海道大学へ。ポプラ並木とクラーク像のために北大を目指すというのもどうかと思うのだが、お約束のものは見ておかないといけない。ウン十年前の記憶を確かめるためにも。広すぎる敷地に戸惑いながらも目的達成。娘ときまたさんはクラーク像に雪玉をぶつけていた。いいのか(ちなみにクラーク全身像は北大にあると思い込んでいた……)。そして駅に戻り、ここできまたさんとお別れをする(三日間すっかりお世話になりました)。この先は完全観光客モードに突入である。

快速に揺られること30分、小樽に到着する。あいにく雪が雨に変わり、足下はぐずぐずになっている。mi4koさんに買ってもらっていた「すべり止め君(靴底に装着するミニスパイク)」が大活躍する。運河や北のウォール街あたりを散策し、少し早めの夕食とする。小樽では海鮮ものと思って店を物色するものの、観光客向けの店でぼったくられてもつまらないので(いえ、観光客なんですけどね)、他所よりレベルが高いと評判の回転寿司にした。店は「るるぶ」を参考にして運河近くのとっぴーにする。「お肌の曲がり角前」のきちんとしたネタが乗っている寿司が食べられて、親子ともひとまず満足して店を出た。すっかり暗くなったところで小樽雪あかりの路を見て回る。地元の人たちの手作り感がすばらしいイベントである。温かく幻想的な蝋燭の光に酔う(月並な表現)。ホテルでの夜食はきまたさんに薦められたマルちゃん「やきそば弁当」にした。道民にはポピュラーな一品だそうだ。お馴染みの日清「UFO」よりはかなり薄味だった。

■4日目
最終日。ホテルでチェックアウトの時間までゆっくりと過ごし、昼前に出発する。二人ともかなりくたびれていたので、観光は近場ですませることにした。大きな荷物を駅のロッカーに預け、まずは前日入れなかった時計台に向かう。中はありがちな資料展示が主であるが、重要文化財にも指定される明治の建物の醸し出す風格はさすがである。続いて大通公園のさっぽろテレビ塔に上る。公式キャラの「テレビ父さん」に苦笑いする。ちなみに我々が上っている間、誰一人として他に客はいなかった(大丈夫か?)。

昼にする。二人で熟考の末、スープカレーにすることに。雑誌を見ながら店を探すが、「もし遠くまで行って閉まっていたらどうする」「めちゃくちゃ混んでいたら嫌だ」などと後ろ向きな意見を戦わせた結果、駅前の西武に出店している「木多郎」に決定する(安易の謗りは免れないか)。店員の接客はとても気持ちがよく、肝心のカレーもおいしくいただけた。食後は西武前でヤフーの若いお兄さんの配るチラシに導かれて、無料インターネットスポットに行く。ちなみにチラシと一緒に配っているのはティッシュではなくカイロだった。受付カウンターの若い女性の高飛車な態度に「もうええわ!」と切れそうになったものの、3日も溜めたメールがどうなっているか心配なのでグッとこらえた。小一時間ばかりネット探索をする。そろそろ残り時間も少なくなったので駅に向かい、ドトールでおやつタイムにする。おみやげに「あさひやまどうぶつえん 白くまシュー」5個箱入りを買った。

名残を惜しみながら快速エアポートで新千歳空港へ。ジャンボから降り立った大阪の気温は十数度で、たちまち汗だくになったのだった。

#おせわになったホッカイダーの皆様(きまたさん、kudar!さん、mi4koさんsuguluさん)、どうもありがとうございました。おかげさまで楽しく有意義な旅行になりました。またお会いしましょう!

#写真は来週できあがる予定です。追加する予定ですが、気が変わるかもしれません(^^;

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2006.02.15

でっかいどう北海道 その1

asahiyama zoo #2見出しに懐かしさを覚える方、もれなく同世代以上に強制認定します。

北海道を訪れた。生涯二度目のことである。前回は学生時代の貧乏旅行で、真夏の北の大地でひたすら無駄に時間を費やしたことを記憶している。若いというのはそういうものだろうけど。今回はもう若くもないし、しかも娘を連れての旅行である。同じようなことをするとむやみに疲れるし、たちまち小学生から叱られるのである……。緩んだのは体だけではなく、いや、それ以上に脳みそがそうとうあやしいので、ここは北海道民の助けを借りることにして、年明け早々から連絡を入れておいたのであった。以下、備忘録として四日間の行動を記す。

■1日目
伊丹発新千歳行のJAL機で北海道入りを果たす。飛行機(MD-81)は座席が二列三列の小振りな機体で、てっきりジャンボかエアバスだと思っていたのでちょっと拍子抜けする。到着時の気温は零度をわずかに下回るくらいで、ひとまず耐えられるものであった。空港で食事中にハプニング(娘の鞄行方不明事件)があったものの、快速エアポートに飛び乗って、どうにかほぼ予定していた時間に札幌入りできた(車窓の風景が真っ白で目が痛くなった)。駅ではきまたさん、kudar!さん、mi4koさんが出迎えてくれる。できるだけまずいもの(!)をと思って用意した「たこ焼きキャンディ」と「たこ焼き羊羹」を三人に手渡す(すまん)。

まずは宿泊するホテルで荷物を下ろし、そのまま「さっぽろ雪まつり」の会場である大通公園に向かった。まだ時間が早いせいか、連休初日のわりには人出はそれほどでもない。自衛隊の作る大雪像の数が減ったそうだが、それでも雪のない地方に住む者には驚異的な造形物の数々であった。もちろん中には驚異的でないものもあったけれど、それはご愛敬ということで。お茶休憩はFurniture Design Agraにて。ここも一度来てみたかった店である。不思議な形の家具やインテリア用品が所狭しと並べられている。その後ライトアップされた雪像を楽しみ、夕食のラム肉のしゃぶしゃぶ食べ放題(@北海しゃぶしゃぶ)でまんぷくになった。どうしても「白い恋人」が食べたいという娘のために一箱買い求める。ホテルで貪り食ったのはいうまでもない。

asahiyama zoo #1■2日目
この日は旭川へ行く。待望の旭山動物園が待っている。札幌駅できまたさん、kudar!さんと待ち合わせ、ホワイトアローに乗り込む。九時発の特急は満席で、雪まつりと抱き合わせで動物園へ向かう人が多いのだろうと一人で納得していた。旭川駅では、地元民のmi4koさんとばい菌君の世話をしてきたsuguluさんと落ち合う。suguluさんの白いミニバンで動物園へ。晴れたり吹雪いたりなんだかよくわからない天気の中、雪道での運転経験のない者には信じがたいスピードで疾駆するミニバン! 卓越した運転技術に恐れ入りました。動物園は地元民が「あまり見たことがない」というほどの混雑だったが、目の前数十センチのところを歩くペンギンパレードから、ホッキョクグマ(イワンとルルの相撲も見た)、あざらし、アムールトラ、ライオン、豹などをしっかり楽しむことができた。これほどの雪と動物の組み合わせのおもしろさ、さらに動物の普段の行動をそのまま見せるという展示方法の妙。日本最北にしていまや日本一有名な動物園の魅力を満喫した。

土産もしっかり買い込み、次は美瑛にあるGoshでお昼を取る。mi4koさんのサイトで再三見せつけられてきた鹿肉料理がついに目の前に現れる。ああ。鶏肉のアーモンド焼きも、ああ(笑)。自家製パンもコーヒーもおいしゅうございました。お腹もくちくなったところで、次は美瑛の丘巡りである。風光明媚な美瑛にはCMに使われた木々(マイルドセブンの木、セブンスターの木、親子の木、ケンとメリーの木など)がたくさんある。それを順に回ってくれるというのである。さすが案内役四人中三人が旭川出身、地元民ならではのコース設定に感激することしきりである。こんなところを訪れるのは一見の観光客にはまず無理である。白一色の世界が時折広がる青空や日の光で微妙に色を変える。あまりの美しさに言葉を失っていると、suguluさんが深い雪に沈んでいったりしてしっかり道民魂を見せてくれもした。ありがとう、ラガーマン。同じ美瑛にある前田真三の拓真館で美しい風景写真を見る。風景写真はそこに行けば誰でも撮れそうなものだが、決してそうではないことをあらためて思い知る。mi4koさんのご縁で、カレンダー三種類のお土産までいただく。ありがたや。

旭川市街に戻り、夕食をとる。Kandy Spiceスープカレーを食す。北海道でぜひ食べたかったものの一つである。辛さは好きなように注文できる。私は15番(ちなみに娘は20番)にしたが、唇や喉がひりひりして……。25のきまたさんや30のsuguluさんは平気な顔をしていた。もちろん娘も。なんで? やっぱり家で作るのとは違うなと思いながら(当たり前!)、ひりひり状態なるもおいしくいただいた。旭川駅では特急までの時間待ちでしばし歓談する。私が北海道限定「あさひやまどうぶつえんチョロQ」を買った店で、suguluさんが悪名高き「ジンギスカンキャラメル」を発見し買ってくれた。これのまずさは天下一品で、それがゆえに有名になったという。嫌な油の風味が口腔と鼻腔に広がり、いつまでも鬱な気持ちになれること請け合いである(笑)。キャラメルの余韻に浸りながら、ホワイトアローで札幌に戻った。

続く……。

#2枚のペンギンの写真は、娘が「写ルンです」で撮影したものです。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2005.08.15

東京を観光する

「暑くて気怠い」というにはあまりにも厳しすぎる酷暑の中、春から累積した家族サービスを消化すべく、7泊8日の東京観光に挑戦した。友人・知人・同僚・顧客の皆さんに種々有益な情報をいただいたので、ここでそのご報告をしておきたい。時系列では「東京たるび」で既に報じた。ここでは印象深かったものを任意に列挙し、思いつくままに印象を書き付けておくことにする。

■ 江ノ島
これまで江ノ島はメディアの中だけ、または知識として脳内に存在するだけの場所だった(もちろん江ノ島に限らず、関東各地のどこもかしももそうなんだけど)。藤沢駅から乗り込んだ江ノ電の車両は思っていたよりもずっと新しいものであった。一方、降車する江ノ島駅の佇まいは「あえて古い雰囲気を残した」とおぼしきものだった。海岸まで続くこれまた一昔前の風情漂う商店街もおもしろい。商店街を抜けて江ノ島を目前に臨む場所に新江ノ島水族館がある。展示については特徴的なものはなく、一通り押さえているという感じだった。余所にはいないであろう巨大なゾウあざらし「みなぞう」には大いに目を惹かれた。イルカショーのお姉さんたちの変な衣装やダンス(アイドル崩れの臭いがする)はやめた方がよいのでは。

■ 富士急ハイランド
「ネズミーランド(富士急ハイランドで見かけた呼び名)」が夏休みの繁忙期のため、回避することにした。代わりに選んだのが絶叫系マシンが豊富に揃っている富士急ハイランドである。天気がよければ富士山も見ることができるかという目論見もあった(果たせず……)。噂に違わぬ強烈なアトラクションの数々で大満足である。ドドンパ・フジヤマに続く第3弾が予告されていた。その名もキョウト(ゲイシャではない)。いったい何が京都なんだろう。全体的に少し鄙びた感じがするところはご愛敬か。あちこちに散りばめられた親父ギャグ的センスの看板は必見である。ちなみに嘘看板には「富士急ローランド」とある……。最前列で乗ったフジヤマからの眺望と迫力は忘れられない。

■ 六本木ヒルズvsランドマークタワー
成金対日本一の眺望対決は、ひとまず「見応え」「気持ちよさ」という点で六本木ヒルズに軍配を上げる。ちなみに入場料はヒルズが1500円、ランドマークが1000円である(いずれも大人料金)。単純な高さ比べでは後者の方が上回っているのだが、中に入った時の爽快感が今ひとつなのである。大きな顔をしている土産物店やよくわからない展示物などが雰囲気をぶち壊しているのだと思う。その点、ヒルズの方は大きなガラスの向こうに広がる東京の街をお洒落に見せるという演出がなされているとおぼしい。同じチケットで森美術館の常設展と東京パノラマ模型が見られるのもよかった。隣接するテレビ朝日の展示も小学生には受けがよい。

■ 浅草
東京らしい観光地ということでピックアップした。浅草寺の雷門なら関西の小学生でも知っている。6月にここを訪れた時には仲見世を通り抜けずに裏道から寺の方に向かったので、今回は大勢の人でごった返す参道の突破を試みた。猫関係の店と扇子関係の店、人形焼きの店が多い。おみくじは吉だった。浅草寺西側に広がる遊興地帯はなぜか人通りが少なく、うら寂れた風情であった。はなやしきの味わいは小学生には難しいらしく、パスすることにした。うんちビルもついでに鑑賞。

■ 国会議事堂
郵政問題で衆議院が解散した翌日に行く。ものものしすぎる警備体制だった。これは前日の騒動があってのことか、それともいつもこうなのか。ただ参観ツアーに関わる職員は総じて親切で腰が低く、丁寧な対応をしてくれた。見学できるのは参議院の中で、議会場にも入ることができる。中では子供以上にこちらが興奮した。国会議事堂の建設にはさまざまなよからぬ噂があるけれど、もちろんそうしたことはいっさい説明されない。莫大な金がかけられていることは、一目見ればわかる。正面での記念撮影の時間をもう少し取ってほしかった。記念撮影をしながら急いで針穴写真も撮った。

■ グルメ?
そんなにすごいものは食べていない。娘に好評だったものをいくつかを挙げてみる。
・みなとみらい、古奈屋の「バナナ・カレーうどん」
・月島もんじゃストリート、えびすの「もんじゃ焼」2種
・新江ノ島水族館の「ラムネソフト」
・富士急ハイランドの「山梨限定葡萄ソフト」
・鶴川、コメダ珈琲店の「氷イチゴ・ミルク」
・鶴川、正ちゃんラーメンの「塩ラーメン」と「餃子」
・浅草、藪蕎麦並木の「天ざるそば」
・鶴川、デニーズの「ビビンバーグ定食」(^^;
・新横浜駅の駅弁「横浜チャーハン」
あとはたいてい「今日の自炊くん」で乗り切った。

行ったところはものめずらしさも手伝って、どこも楽しめた。あと付け加えるとしたら、近所の散策か。二人で鶴見川沿いや自宅近辺を自転車でゆっくりとポタリングしたのもよかった。非日常の中で感じた久しぶりの日常生活である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)