2006.07.13

物欲の踊る夏

暑いから物欲がたぎるのか、物欲がたぎるから暑いのか。いや熱いのかも。

#このエントリーは単なる物欲発散のためだけに書いています。中身もオチもありません(^^;。あしからず。

最後に自転車を買ったのは2004年1月だった。知り合いから譲ってもらったBD-1である。以来、もう2年半。もちろん乗りたいものがないということではなかったが、5000円ほどで手に入れられるピアニカのように気楽にというわけにはいかない。で、一番もやもやさせられている2台。左がMoulton TSR30で、右がBikeFriday PocketRocketProである。両車ともBromptonやBD-1ほど簡単ではないが、きちんと輪行もできる小径スポーツ車である。独特の美しいスタイルと優雅な乗り味を取るか、工業製品として極めて精度の高い機能美を取るか。それぞれが魅力的で甲乙つけがたし。

モールトン バイクフライデー

初代モールトンを復刻したブリジストン・モールトンも捨て難い魅力がある。上の2台より安価だし。

マドン ターマック

TREK MADONESPECIALIZED S-WORKS TARMACといった本格的なロードレーサーに憧れる気持ちもあるけれど、緩みきった肉体には似合わないからなぁ……。イタリアン・バイクであるピナレロやコルナゴ、デ・ローザ、チネリなどといったメーカーのも官能的な佇まいがたまらない。これらは見るだけで我慢我慢、と。

カメラではローライフレックス2.8F(二眼レフの王様)と富士フィルムのTX-2(フル・パノラマ写真)に惹かれている。でも今すぐにどうこうという気分ではない。あとは調理器具やAV機器、家具など物欲はどこまでも尽きないのであった。もうどうにも止まらない。 気分はすっかり中村うさぎである。

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2006.05.20

黄金週間のポタリング

思えばあてどないポタリングなどいつ以来やっていないのだろう。少なくとも輪行は東京生活を始めてから一度もやっていない。機動力のある折り畳み自転車を2台とも東京に持ってきたのはいいが、いつ乗っても混雑しているような気がする小田急に恐れをなし、持ち込むことができずにいるのだ(#先般の会食の折、こぐさんやあゆこさんから、曜日や時間帯を選べば小田急輪行は可能とのアドバイスをいただいた。)。まずは江ノ島あたりにはぜひ自転車で出かけてみたいと熱望してはいるのだが、いつ実現できることやら。

大阪で過ごしたゴールデンウィーク。はからずも一人の時間ができたので(東京でも一人だろというツッコミは哀しくなるのでしないでください)、皇帝3号(丸石エンペラー)に乗って目的地のないポタリングにでかけた。五月晴れの三日のことである。吹田から茨木、高槻、枚方あたりまで気の向くまま走ってきた。カメラは引っ越しの時に見つけ出したコニカ・ビッグミニと撮り残しのフィルムが入っているzero2000だけにした。

may #2 may #1
茨木市の天王小学校近くの小川。岸辺も川の中も菜の花が咲き乱れている。
may #6 may #5 may #4 may #3
薄紫のレンゲが一面に咲きほこっている。高槻市三島江の風景。ここは有名な場所らしく四月には大きな催しも開かれていた。赤いポストは茨木市沢良宜のもの。
may #10 may #9 may #8 may #7
may #14 may #13 may #12 may #11
淀川の河川敷や土手にも菜の花が群生していた。これも高槻市である。特に手入れされているわけではない。野生の迫力をストレートに感じる。ピンクのゾウは児童公園の滑り台、大きなキリンは幼稚園の門である。

暑すぎず、寒すぎず、綺麗な青空が広がっているし晴れ晴れとした気持ちになった。走るのは楽しいなぁと思いながら、それならばと新しい自転車のことを妄想するのは悪い癖であるが。

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2004.11.23

ロデオミーティング関西に参加

ロデオ軍団かつてパナソニックからロデオという自転車が販売されていた。この乗りこなすこと自体を楽しむ特異な自転車は、すでにカタログから消えて久しい。現役車種だった当時のキャッチフレーズは、ずばり「乗れるものなら乗ってみろ!」という、実に挑発的なものであった。逆に言うとこれほど非実用的な自転車もない。なんでも全出荷台数も微々たるものらしく、現在、ヤフーオークションなどでは、上級の黒は7〜8万の高値(ちなみに定価39800円)で推移するほどの人気である。なくなってから人気爆発というのは、どの世界でもあることですね。ああ、黒がほしい(私のは中級の赤)。右の写真でバタバタ倒れているのがロデオ。壊れているわけではない。

ロデオ軍団さてそのロデオを愛する人々の集まりが大阪で開かれた。関東の方では以前からロデオミーティングが開催されていたが、関西では今年の9月に第1回目が開かれた。企画されたぽんすさんとはこれまでにも何度かオフ会などでご一緒しており、昨年の千里竹林ポタではロデオランデブーも楽しんだ。残念ながら所用で1回目は欠席したのだが、21日の第2回目は万難を排し参加にこぎつけた。場所は大阪城天守閣脇にある旧大阪市立博物館(元旧陸軍第四師団司令本部)前である。1931年に完成したこの建物、重厚な石造りの外観は見事なものだが、用途を考えると複雑な思いがよぎる。そして今、戦争の証人の前で、奇妙な自転車が走り回っているというおかしさよ。

ロデオは全部で6台が集結。黒1赤2黄3。これほどの数は関東のロデオミーティングでもないとのこと。オーナーの方々や遊びに来た方々と自転車談義や乗り比べに興じる。初めて乗った黒は、さすがに赤で慣れているのか、さほど手強いとも思わず。しかしながら、それゆえにますますほしいという気持ちが強まる(日常の足として使えそう)。さらに内装3段変速を組み込んだ黄ロデオは、ポタリングにもツーリングにも使えるすばらしさだった。もちろんこれにも物欲を強く刺激される。オフ会は楽しいけれど、こういう誘惑が多くて(苦笑)。

スラロームや遅乗り競争などをやっていると、あっという間に時間が過ぎた。「秋の日は釣瓶落とし」とはよく言ったもので、午後4時を過ぎると瞬く間に暗くなる。名残を惜しみながら5時前に撤収。再会を誓って解散した。次も楽しみ。

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2004.09.08

天保山までポタ

海のピンホール写真を撮りたいと思いながら、強烈な日差しに負けっぱなしの夏となってしまった。それでもようやく先週末にその気になって出発したのであるが、今度はなにわ自転車道(吹田から大阪港まで行ける自転車道)を走行中、警官に止められた。別に悪いことや無法走行をしていたのではなく、すぐそこで水死体が浮いているという。ああ、見てしまったよ……。亡くなった方にはたいへん申し訳ないけれど、とても水のあるところを走る気分でなくなったので、服部緑地の馬を見に行くことにした。またしても海は遠かった。

そして今日。目を覚ますと台風一過の青空が広がる。今日を逃せば、おそらく当分行くことはないだろう。でもなにわ自転車道はちょっと嫌。ということで、梅田から御堂筋を南下し、淀屋橋で西に転じる。そして堂島川、安治川に沿って天保山(大阪港)へ向かうことにする。リュックにコンパクトカメラ・デジタルカメラ・ピンホールカメラ・中型三脚・予備フィルム6本・ワイヤ鍵3本・村上春樹『アフターダーク』・手帳その他を入れると、重いのなんのって。肩にのしかかる重みに堪え、バディ介(BD-1)を走らせる。そういえば、こやつに乗るのは一ヶ月ぶりくらいかも。

修行のように走りまくり(荷物を降ろすのが面倒)、安治川まで一気に走る。ようやく撮影開始。安治川の風景やヴォーリズの日本基督教団大阪教会(1921)などを針穴撮影する。そしてわが青春の地、弁天町。クラブ活動(サッカー部でした)でやたら走らされた公園で遠い目をしながらハリアナする。

天保山まではそこからあと二駅分の距離である。下町情緒あふれる裏道をちょろちょろと走り、巨大な阪神高速道路の集合体が見えてきたら、その向こう側が天保山である。海遊館やサントリーミュージアム周辺を歩き回り、ピンホール写真を撮った。空も海も昨日の風に吹き払われたかのように澄んでいた。

海遊館 hello

左はカラフルな海遊館(ほんとにいい天気)、右はペイントされた壁と一緒に「シェー」(笑)。

空

最近、お気に入りの小さな飛行物体写真。これはヘリコプター。ぜんぜんわからないけど。中突堤の先でやっぱり遠い目をしていたら、あっという間に時間が経ってしまった。せっかく持ってきた重い本でも読みながら帰ろうと思い、地下鉄の駅で自転車を畳んだ。

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2004.07.20

自転車仲間とあれこれ

それらしき土台?暑い時期になると自転車に乗るのも一苦労であるが、苦労を苦労だと思わないようにしないと、好きなものは楽しめない。ということで、汗も日焼けも熱中症もなんのその、今日も今日とて自転車で走り回ることになる。ぽた郎さんから連絡があって、旧「万国博西口駅」遺構探訪をしないかとのこと。ちょうど別の用事の後に時間が取れるので、ご一緒させてもらった。

現在、阪急電車千里線の山田駅と北千里駅の間に駅はない。しかし、1970年の日本万国博覧会開催当時は、そこに万国博西口駅があったらしい。もちろん私は生まれていたが、万博へは中央口へ乗り付ける大阪市営地下鉄(北大阪急行)で行った記憶しかなく、この駅のことはまるで知らなかった。二人で探すこと小一時間、それらしいもの(かなり微妙)は見つかるけれど、決定的な遺構は残念ながら探し出せなかった(上の写真は当時の歩道橋の土台? 今は水道配管が通っている)。何か情報をお持ちの方はぜひお教え願いたい。

doghouseinn

翌日は大阪市内で突発ポタリング(なんでも6〜7つほど商店街を巡ったらしい)がある。しかし、昼の部は家庭内争議と親子断絶を防ぐため断念(笑)、夜の部だけ参加することになった。以前から噂に聞き、一度行ってみたかった鶴橋の英国風パブ「the doghouseinn」に赴く。鶴橋といえばコリアンタウンとして名高く、今や大阪の代表的な観光名所の一つとして広く知られる存在である。このパブは鶴橋駅の北東部、一般住宅地に近く比較的静かな場所にある。

24時間ぶりにぽた郎さんに会い(笑)、ぽた子さんQyouさんまあやさんは春以来である(まあやさんには忘れられてましたけど、苦笑)。TETUさんとは去年の千里竹林ポタから1年ぶりの再会。ミニベロ界では有名な新倉さんともお話しできたし、ブロンプトンの「いもん式ローラー」で知られるいもんさんともご一緒できた(この機に乗じて1セットお願いした、とても嬉しい)。

お酒に詳しくないので、店の人に勧められるまま、嬉しがって飲む。フィッシュ&チップスも食べる。ヨークシャープディングも食べる。不思議なキノコ(料理名失念)も食べる。とても気持ちよく時間を過ごすことができた。顔の見える付き合いはやはりよいものだと再認識する。満足して大阪環状線に乗り込んだ。

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2004.07.05

101年目のツール・ド・フランス

第91回Tour de Franceが開幕した。これから約1ヶ月間、フランス各地で連日激しいレースが展開される。昨年の100周年大会では、ランス・アームストロング(アメリカ)が苦しみながらも大会5連覇を達成した。文字通り手に汗を握りながらテレビ観戦してからもう一年が経つ。早いものである。そして今年、彼は前人未踏の6連覇を目指す。アームストロングの所属するトレックのレースレポートは以下のサイトで読むことができる。出だしはまずまずのようである。

Tour de France : TREK

全ステージを生中継するJ Sportsのサイトのレポートも見やすくてよい。「やっぱりスポーツは生」なんてひとりごちながら、忙しくてもつい中継を見てしまうんだよなぁ。

去年もそうだったが、今年もいらぬ物欲に惑わされないように気を引き締めながら見ることにしよう。ロードレーサーなんかに心を奪われた日には……。

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2004.04.09

今日の自転車散歩

手塗りの真っ赤なビル毛馬閘門近くの街街灯今週末で桜も終わりだろうと思い、BD-1に乗って大川沿いの桜を楽しみながら梅田方面に繰り出すことにした。春真っ盛りの陽気で、もう上着など必要ないほどである。

大川の桜は散り初め。天神橋に近づくに連れて、にわかに人が増えていく。「平日の昼間なのにこの人出はいったい?」と思ったら、有名な造幣局の桜の通り抜けが始まっていたのであった。賑やかな出店もお祭りムードを盛り上げる。もともと人の多いのは苦手なので、大川からはずれて北浜方面に向かう。今秋オープン予定の大阪証券取引所の新しいビルも、その姿をかなりはっきりと見せている。向かいにある北浜レトロは人がいっぱいである。近代建築をいくつか愛でてから、ジュンク堂書店、ヨドバシカメラを冷やかす。買ったのはアグファのフィルム10本のみ。

夕刻、淀川の爽やかな川風に吹かれながら帰ってきた。走行距離約40キロ、心地よい時間であった。写真は毛馬閘門の街灯群と北浜あたりで見つけた真っ赤なペンキ塗りのビル。

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2004.04.05

名古屋で花見と激食

新幹線に乗れば1時間で着く距離なのに、仕事絡みで訪れた数回を除き、名古屋にはこれまでほとんど行ったことがなかった。昨年、この地にお住まいのきささん&きさダーさんのお二人と知り合う機会を得、「いずれ名古屋で!」と話をしていた。そして「名古屋の五条川で花見をしませんか?」とお誘いを受けたのが2月のことであった。もちろんミニベロ界きっての「食べ歩き系」であるきさ家のお誘いである、ただの花見ですむはずがない。送られてきた綿密な計画を見ると、それだけでもうお腹一杯になるほどのメニューが、文字通り「てんこ盛り」である。胃腸の調子を整えながら(笑)、当日を楽しみに待った。以下のレポートでは、いたずらに長文になることを避けるため、印象に残ったエピソードを箇条書きに記すことにする。

■参加者(敬称略、括弧内は自転車、一部の方は途中参加途中離脱)
きさ(ベネトン)・きさダー(UGO)・おだあ(トレンクル)・@nak(た)(ブロンプトン)・おのひろき(BFサタデー)・まき(BD-1)・こぐ(BD-1)・hai(パシフィック18)・平野(BD-3)・もり(ブロンプトン)・横井(ケルビム・ウルトラミニ)・ぽた子(BD-3)・ぽた郎(BD-1)・川合・のり・morio0101(BD-1)

■4月3日 晴のち曇
・行きのひかりでのこと。見知らぬ外国人が車両最後部のスペースに収めた私のBD-1を勝手に引きずり出し、自分のスーツケースを入れていたのには閉口した。ぽた郎さんが状況を説明してくれた。きちんと抗議できない貧しすぎる自分の英会話能力をこっそり呪う……。
おのさんのサタデー・今回はBD度が高い。毎度のことながら、変な形の自転車が10台以上連なって走るため、道行く人の注目度は抜群である。おのさんのサタデー大人気(笑)。
・五条川の桜は川に沿って約20kmも続く。圧巻である。これほどまとまった桜の風景は見たことがない。おだあさん、きさ家が絶賛していたのに深く納得する。これだけでも今回の名古屋遠征は大満足である。
五条川沿いを行くミニベロ軍団・花見ポタ途中で食べたもの。昼食は屋台のうどんいももち。せっかくだからと花の写真を撮りまくっていたら、他の人と分け合って食べるタイミングを逃してしまった。ちょっと後悔している。
大口屋麩饅頭桜餅を食べる。特に麩饅頭は絶品。あの柔らかで粘りのある食感には感動させられる。きさ家御用達の自転車店ドバッツで食した桜ロールケーキも、ほんのりした甘さと淡い桜の香りがすばらしい。
ドバッツで自転車談義・晩ご飯は風来坊四軒家店で名物の手羽先を堪能する。甘辛く味付けられた手羽先をこりこりといただく。これも癖になる味で箸が止まらない。みな皿に小骨の山を築く。こぐさんだけは骨が残らない(笑)。その後、酔い覚ましに入った喫茶店(店名失念)のコーヒーケーキも別腹で消え去る。お店の方がとてもよい人だった。

■4月4日 雨のち曇
・あいにくの雨。自転車はホテルに預けたまま、徒歩と電車で激食ツアーを展開する。
・Como Houseでモーニングを食べる。ブレンドコーヒー・ホットサンド・ゆで玉子。ホットサンドはきささんのジャムトーストと半分交換する。名古屋の「モーニング文化」について、きささん、横井さんと論じる(笑)。
・国際センター傍(またもや店名失念……)で天むす(海老)3個を食す。海苔の風味と海老の味わいがいい。
天満屋・大須観音近くの万松庵揚げまん棒を食す。野球ボールほどの揚げまんじゅう(こしあん)。熱々のところをぺろりと平らげた。
・天満屋できしめん定食をいただく。通常のきしめんより幅が広く、ワンタンのような食感である。ボリュームたっぷりで、この日最初の胃袋ピンチ状態になる(笑)。
・松屋で食後のコーヒー
名古屋市市政資料館・きさ家ご推薦のシュークリームトリアノンで食べる。シューのパリパリ感がミルフィーユを思わせる。アップルパイも一口いただく。店構えやディスプレイの脱力感も味わい深い。
名古屋市市政資料館は由緒正しき煉瓦造りの近代建築で、この手のものが好きならば興奮を禁じ得ないスポットだった。手入れが行き届いていて気持ちのよい状態が保たれている。
蓬莱軒のひつまぶし・旧東海道に感激し、七里の渡しを見学した後、伝馬町のあつた蓬莱軒本店(蓬莱陣屋)で憧れのひつまぶしを堪能する。鰻肝わさ鰻巻きもおいしかった。ここで本日2度目の胃袋ピンチ状態になるも、名古屋名物をこれだけ楽しめたことに一人感動する。
・おみやげは名古屋駅で買った当地限定のドラえもんハンカチとキティちゃん携帯ストラップ。

実に濃密な二日間であった。読むだけでお腹一杯になる方もいらっしゃると思うが、名古屋に行く機会があれば、上記スポットやお店に訪れてみることをお薦めする。まちがいなく楽しめる。完璧な計画を立てて下さったきさ家のお二人に改めて感謝いたします。

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2004.03.15

淀川の右岸、十三から赤川鉄橋まで

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03156.jpg十三大橋から赤川鉄橋までの淀川河川敷をよく自転車で走る。明るい雰囲気の左岸は、グラウンドやテニスコート、児童公園などが整備され、たいていは多くの人で賑わっている。毛馬閘門や与謝蕪村の生誕地碑などの見所もある。しかし、私は少し寂れた気配の漂う右岸の方が好きである。十三大橋のたもとにいくばくかのグラウンドと、荒れた感じのミニゴルフ場がある以外は、ほとんど何もない。伸びるに任せた植物と自由な鳥の姿と広い空があるだけである。それがとても心地よい。

03151.jpg一年ほど護岸工事のためにこの区間の一部を走ることができなかった。それも半年ほど前に解除になり、以前のように誰でも通れるようになっている。近くの予備校生が河原でのんびり昼寝をしている。広大な花畑では愛らしい花が揺れている(冬はもちろんないけど)。川岸近くで黙々と体操するおじさんがいたり、外国人がゆったりとジョギングをしていたり、若いお母さんが小さい子供に自転車の練習をさせていたり、実にのどかである。そうした風景を横目で見ながら、ゆっくりとしたスピードで走り抜けるのである。

03155.jpg見知らぬ野鳥も数多くいる。彼らは不思議な声を響かせる。それを聞くともなしに聞いていると、ここが大阪有数の繁華街である梅田からほど近い場所であることをすっかり忘れてしまう。梅田方面に出る時は、十三大橋を南に渡り、中津にあるカンテ・グランデでお茶を楽しむことが多い。ここのチャイがおいしいのだ。こういう時間も手の届くちょっとした幸せと言ってもいいだろうか。お近くの方はどんな自転車でもいいので、一度、淀川右岸を走ってみて下さい。いろいろと発見できること、うけあいである。

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2004.03.11

1年ぶりの讃岐うどんポタ

sanukifuji.jpgすっかり春の陽気であった。自転車で長距離を走ると左足首がまだ少し痛むけれど、存分に香川の自然と味覚を満喫してきた。春の陽に映える讃岐富士も実に見事であった。

讃岐うどんの魅力に取り憑かれてからというもの、「いつかは香川へ!」の思いを抱き続け、ついにその野望(笑)を達成したのが、ちょうど一年前であった。中西・なかむら・松岡・山越・たむら・さか枝の六軒を巡り、文字通り讃岐うどんで食い倒れた。昨年夏には家族旅行でまたしても香川を訪れ、この時は長田・小縣屋と中野うどん学校に行った。やはり満足した。そして今回は再び自転車(相棒はBD-1、通称バディ介)で、うどん帝国に上陸である。

yamashita.jpg深夜0時30分神戸三宮発高松行のジャンボフェリーは、関西在住の讃岐うどんマニア御用達便である。これに乗船すると、早朝4時10分に高松東港に到着する。香川のうどん屋の朝は早い。いいうどんが食べられるかどうか、勝負は午前中で決まるのである。人気のある店、おいしいと評判の店は、ほぼ昼過ぎには営業を終了する(麺がなくなるのだ)。したがって早朝から活動できる時間を与えてくれるこのフェリーはとてもありがたいのであった。そしてめぼしい店が営業終了した昼下がり、午後3時30分高松発のフェリーで神戸に戻ってくる。到着は午後7時10分である。つまり「ほぼ日帰り」で関西から本場讃岐うどんを味わう旅が可能なのである。もちろん今回もこの時間割で行動したのは言うまでもない。素敵だぜ、ジャンボフェリー。ちなみに往復の料金は2990円! 驚異的である。

平日深夜に高松へ向かう旅行客は、もちろんほとんどいない(笑)。半ば貸し切り状態の船室でゆっくり眠り翌日に備えた。予定通り高松に到着したが、昨年の反省からフェリーターミナルで夜が明けるのを待つことにした。むやみに暗くて寒い中を飛び出しても仕方がないのである。そして順調に中西・坂出山下うどん・がもう・なかむら・長田in香の香の五軒を回った。いずれの店もそれぞれの特徴を存分に味わわせてくれた。

中西〜しっぽくうどん(330円)。おばちゃんにあれこれ指南してもらう。
坂出山下〜釜揚げうどん(150円)・海老のかき揚げ(130円)。おばあちゃんに生醤油はやめて出汁をかけるように指導される(笑)。店の和み度がすばらしすぎる。地元のおばちゃんたちと一緒に「てるてる家族」を見た(爆笑)。村上春樹のサイン色紙あり。写真参照。
がもう〜かけうどん冷(100円)・さやえんどう天(70円)。ロケーション最高。
なかむら〜かけうどん冷(100円)・ちくわ天(100円)。脅威ののびる麺を堪能。筆舌に尽くしがたい魅力がある。
長田in香の香〜釜揚げうどん(250円)。もちもちした独特の食感がよい。
しめてうどん代930円、オプションが300円である。自転車で前傾姿勢を保つのが苦しくなった。腹出過ぎかも。ほんとうはあと1〜2軒回りたかったところだが、あきらめて善通寺散策をして帰ってきた。

ブラボー! 讃岐うどんである。それに尽きる。詳細は自転車HPの方に書いた。その2が今回ので、その1は昨年の報告である。

まとめて走った 香川・讃岐うどん巡礼 その2
まとめて走った 香川・讃岐うどん巡礼 その1

また御覧いただければ幸いである。

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